60代 化粧品を選ぶとも思えない

せめてものはなむけにと思ったのか、何故かエイジングケアアイテムを贈られた私。えーえー、老い先短いですけど綺麗にしろって事だね、こりゃ。

60代 化粧品を綺麗にラインで揃えてプレゼントは、随分とお金かけた様子。孫達から「いつまでも若さをキープせよ」とゆうメッセージ。

まっ、旦那が入れ知恵した可能性もあるけど。何となくで、60代 化粧品を選ぶとも思えない。若い子に目を奪われるから、気持ち入れ替えるには丁度良い。

欲張るつもりは無いが、葬式ん時に「お若いね」程度、お褒めの言葉を頂きたい。やっぱ水分減り続け、ミイラ化が進む肌を鏡で見れば、昔を懐かしんじまうよ。

60代 化粧品握り締め、鏡へ向かう臨戦態勢。プライド取り戻す、絶対見返すぞ!半月ほど経過、食生活や運動不足の解消も追加で、みるみる内に肌が生命力を取り戻した。

60代 化粧品はきっかけに過ぎず、気持ちが一番重要。周囲の反応が大きく変わったけど、冷静に行動継続せねば。

シール泥棒扱いまで飛び出す始末

近所に住んでる、ちょっと苦手な子供は、我が家の長女のお友達です。といっても、あんまり娘も好きじゃないって言うんだけどね。

気が強く、勉強は丸っきりしないタイプ。だから、夏休みとかも、学校で補習を受けたそう。宿題は勿論、やってないみたい。

だからね、必ず帰宅後、直ぐ宿題!という、ルールのある我が家とは、サイクルが違う。家に帰りランドセルを置いたら、速攻、うちのインターホンを連打!

「遊ぼー!」攻撃に、結構うんざりです。「勉強して、終わったらね」と伝えよう、5分後には・・・「終わった?」3分後には・・・「ねぇ、遅いんだけど」

再び3分経過・・・「早くしてよ!」終いには・・・「あたしのシール、取ったでしょ?」。話を聞けば、さっきまで手に持っていた、シール帳を失くしたらしい。

一歩も家から出てないのに、シール泥棒の疑い。ふ・・・ふざけんな。で、インターホンは一日一回ルールを、決行!

緊急の用事じゃないのに2回押した場合、お母さんにクレームに言うよ!と、釘を刺す。明日は大丈夫?私を悩ませる、小さく大きな強敵です。

死亡届に記された字とは違う

姉は担当と打ち合わせを始める。喪主は長男の俺、祭壇はいくらにする、棺はどうだとか、決めなければいけない事が沢山あるんだろうが、よくしゃべる。

俺一人だったら、何にも出来なかったかもしれません。二人の話を背に、ぼんやり死亡届を見た。原因は膵臓癌、そう書かれてる。

ネットで調べれば、あんまり自覚症状が出ないようで、発見が遅れやいす病名。でも傍目から見れば、あまりにも急激に痩せた事が分かる。

それは定年と離婚が原因だと考えてた、回りの人間や本人でさえ。死亡届には手術日も書いてある。腹の皮を切っただけとゆう手術。

医者は手の施しようがありませんと、俺達に告げた。そして本人には、これで治ると伝えられる。

死亡届からは、決して読み取れない事実。退院は叶わなかったが、それから1カ月は、初めて親子らしい、最初で最後の時間を過ごす。

俺バーテンの仕事やら、彼女の事を話す。父はそれ程興味がなさそうに聞き、話しを止めると続きを催促する。死亡届を見つめつつ、思い出す。